犬猫の保険金請求が多い傷病のランキング2024
こんにちは!
夏が終わったと思ったら一気に涼しくなってきて、体調管理が難しい時期になってきましたね。
皆様体調を崩されないようにお気をつけください。
さて、アイペットから2023年度の保険金請求実績に基づく「保険金請求が多い傷病のランキング」が発表されました。
こちらの表は、保険金請求が多い傷病のランキングです。
犬の総合ランキングでは「皮膚炎」が第1位となり、第2位の「異物誤飲」や第3位の「下痢」等、飼い主さまが気づきやすい傷病が上位を占めました。
猫の総合ランキングでは、「下痢」が第1位となり、その他にも、「腎臓病」「膀胱炎」「尿石症」などの泌尿器系疾患が多くランクインしています。
犬は猫に比べて皮膚炎や外耳炎が非常に多い動物なので妥当な印象を受けます。
また猫では腎臓病や膀胱炎が特に多い動物ですのでこちらも納得ですね。
続いてこちらは年齢別のランキングになります。
幼齢の犬ではまだ躾が完成されておらず、おもちゃや飼い主さんの家の小物をよく食べることがあります。
下痢は感染症や飼い始めで慣れない環境での下痢が多いのでしょうね。
特筆すべきは骨折がここで非常に多いということです。犬では30cmの高さでも簡単に骨折します。トイプードルやミニチュアピンシャーなどの犬種は特に注意ですね。
高齢になってくると腫瘍のほか心臓病もランクインし始めます。家では気付きにくい病気なので早めに病院で検査を受けてほしいです。
幼齢の猫も犬と大きく変わりませんが、猫カゼや結膜炎を起こす子がとても多いです。特に飼い始めたばかりの子でくしゃみをしている子は多く来院されますね。
7歳以上になると腎臓病や腫瘍が増え、心臓病も出てきます。犬と違うのは、猫では1~6歳でも心臓病がランクインする点でしょうか。
猫の心臓病の特徴は、若齢で見つかることが多い肥大型心筋症と、高齢で見つかることが多い拘束型心筋症とのそれぞれ異なる病気が多いということです。
これもちょっとした身体検査では絶対にわからないので、心臓の超音波検査をきちんと受けてほしいですね。
詳しく病気について説明していきたいところですが、とてもじゃないが書ききれない量になってしまうのでいつか詳しくHPに載せていきたいと思っています。
アイペットさんでは事前の予防や対策を紹介する獣医師監修によるコンテンツ「うちの子HAPPY PROJECT」を運営してるそうです。
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