兎のミルクティーちゃんの巻 
症例ショートショート Part2 
症例ショートショート Part1 
犬のリンダちゃんの巻 
猫のレオちゃんの巻 
急患犬ハッピーさんの巻 
猫のふくぞうちゃんの巻 
   
   
  1歳2カ月ウサギのミルクティーちゃんの巻 2011年12月
   
12.XX  12月某日ミルクティーちゃんが来院されました。
   ミルクティーちゃんは1歳2カ月齢の女の子のウサギさんです。
   症状は陰部から出血をしていて元気が無いということでした。
   症状や検査から子宮の疾患を疑い、手術をお勧めしました。
   おかあさんはとても心配だったようですがこのままではミルクティーちゃんの状態が
   更に悪化する可能性もあり、手術を決断されました。
   
   おなかを開けてみると血様の液体が貯留する子宮がみてとれました。
   卵巣と腫大した子宮を取り除き閉腹しました。
   
   ウサギさんの子宮疾患には子宮内膜過形成、子宮腺癌、子宮水腫などがあります。
   いずれも命にかかわる可能性があり重要な疾患です。
   
   ミルクティーちゃんの術後の経過は良好で先日抜糸を終えてお母さんもとても喜んで
ミルクティーちゃん
不安そうに見えるのは気のせいかな?
かわいいですね。
*画像をクリックすると拡大します。
   おられました。
   
 

 ちなみにミルクティーちゃんが嬉しい時は首をかしげてジャンプするそうで抜糸の前日

   にその仕草をしたそうです。
   ミルクティーちゃんも治って喜んでいたのかもしれませんね。
   
   
   
   
   
   ※診療日誌への公開を承諾してくださったミルクティーちゃんのご家族に
   感謝いたします。
   ありがとうございました。